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2018/04
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秩父宮杯第62回関東大学アイスホッケー選手権大会
4月29日(火) DyDoドリンコアイスアリーナ 3位決定戦 東洋大3-2早大 GWSにより勝利 [ゴール・アシスト] 42:10 今野(川口、田中健) 59:52 武尾(今野) GWS 武尾 ![]() 試合を勝利へ導いたFW武尾 ![]() FW今野の同点打でチームは勢いづいた ![]() GK脇本の好セーブに何度も救われた 3ピリ残り8秒で2対2の同点打を決め、勝負は延長戦へもつれ込んだ。最終的にGWS(ゲーム・ウィニング・ショット)で勝利。春の大会は3位で締めくくった。 続く2ピリは序盤、SHの際に先制点を奪われる。攻めの姿勢を見せるものの、ゴール前でシュートを決め切れないシーンが目立った。さらにその5分後、先制で勢いづいた早大にまたしても追加点を献上してしまう。相手の猛攻に押されなかなかシュートチャンスを獲得できず苦しい展開が続く。そのまま早大ペースをキープされ、2ピリでもポイントを得ることはできなかった。 何としてでも得点したいと挑んだ3ピリで、ようやく東洋らしい走るホッケーが見え始める。3ピリ開始2分、FW川口(社4・武修館)のアシストにうまくタイミングを合わせたFW今野(社3・清水)がGKの隙を突き、待望のゴールを決めた。その後は試合も激しさを増し、両者白熱した一進一退の攻防が続く。その中で積極的にシュートを放つものの、決定力不足に苦しんだ。1点ビハインドのまま、試合終了への時間が刻々と近づいていく。しかし、選手たちは攻めの手を緩めず6人攻撃を仕掛ける。勝利への執着心が彼らを動かした。残りわずか8秒のところで、FW今野が相手の守りをうまく抜けゴール前にパスを出し、FW武尾(社3・八戸工大一)が勢いよくパックを叩いた。見事同点に 追い付き会場中から大歓声が沸き起こる。FW武尾の執念のゴールにより、試合の勝敗は延長戦へ。 4対4で5分間サドンヴィクトリー方式の延長戦では、両校とも一歩も譲らない攻撃で決着がつかない。延長戦を終え、勝負の行方はGWS(ゲーム・ウィニング・ショット)に託された。 先攻の早大は1本目を外す。東洋大の1本目はFW今村(社3・白樺学園)が挑戦するも、パックがゴールポストに当たって惜しくもゴールを逃した。相手の2本目はGK脇本の好守で防ぐ。会場が静まる中、勝利をつかみ取ったのはFW武尾だった。巧みなパックさばきでGKをかわし、ゴールネットを揺らした。次の早大のチャンスもGK脇本が防ぎ、試合は終了。長丁場の試合は最終的にGWSで勝利を手にした。 優勝だけを目指し戦ってきた選手たちは、3位という結果に誰一人として満足していない。頂点に届かなかった今大会の結果から、試合の立ち上がり、決定力不足、圧倒的エースの不在など課題も多く見つかった。「チームが一つになれば、絶対勝てる」と確信するFW田中謙主将(社4・釧路工)を筆頭に、チーム一丸となることができれば、立ちはだかる壁も突破できるはずだ。課題を一つ一つ克服し、まずは3年ぶりの秋の王者に返り咲くべく突き進む。 ■コメント ・鈴木監督 試合は内容としては全く満足のいくものではなかったが、試合に勝つことが一番必要なので、最低限のものはクリアできた。全体60分通したら早稲田さんの方が走って、当たっていたのでPP、SHなど関係なく、自分たちの力の無さによる失点だった。勝ち切るということが課題。チームが一つにまとまるであったり、スター選手がいないのでそれだけ全員が働くという意識が今植え付きつつあると思うので、これをシーズンが終わるときには完璧にし、良い結果を残したい。GKの脇本は素晴らしいプレーをした。武尾は、良い場面で決められたという結果を残す力を証明できたが、内容的にはもっともっと上げていかないといけない。ある程度、攻めの形やPPの形は悪くなかったと思うが、最後フィニッシュで勝つか負けるか左右してくるという点を選手たちは意識しないといけない。 ・FW田中謙主将(社4・釧路工) 試合に入る前に3位か4位になるのではチームの行き先が違うと言われていた。最初から早稲田に負けてたし東洋らしいホッケーもできていなかった。やっと3ピリになってから良い形で得点できて勢いづいて、最終的にPSで、勝ちで終わったのは大きいことだが、まだまだ課題は山積み。SHのときは一人少ない状態になるが、脇本という存在が非常に大きく安心して守れる。あいつなしではここまで来れなかったと思うし、脇本の失点は一つもないので、僕たちプレーヤーがいかに失点を防ぐかにかかっている。決定力の無さは、本当に練習で一本一本集中して試合だと思ってやっていかなければいけない。 チームが一つになれば、絶対勝てる。チーム力が大切になるし、勝ちたいという意識が大切。 僕たちは優勝を目指していたので3位には満足していない。この結果を糧にして今後の練習に取り組みたい。 秋のリーグ戦、インカレで優勝するということはみんなが思っていること。最後にみんなが最高の1年間だったと思えるチームを作っていきたい。 ・FW川口(社4・武修館) 中大戦を3対4という結果で負けたことで、3位決定戦になってチームとしてモチベーションを上げるのが大変だった。早稲田に一度も勝てていなかったので、ぎりぎりだったが勝てて嬉しかった。(良かった点)0対2という状況で3ピリまでいってしまったが、そういう場面でも全体でコミュニケーションが取れた。点数を取るという意識がみんな強かった。だから最後は良い形で終われたのだと思う。(悪かった点)リンクの状態が悪いので、もっと時間帯と状況を考えてプレーしなければいけない。無駄な反則も多かった。(今大会を振り返って)FWとして全然点数が取れていなかったので、夏、秋、インカレとあるので点数を取れるようにしていきたい。チーム内で最多得点取れるように努力していきたい。 ・FW武尾(社3・八戸工大一) 優勝を目指していたが、終わってしまったことは仕方ないので、3位という目標に切り替えて今日の試合をしっかりチームで戦った。(今日の試合)1ピリ2ピリ全然駄目で、最初は東洋らしいホッケーができていなかったが、監督に喝を入れられたこともあり、3ピリは切り替えて追い付くことができたので良かった。(ゴールシーンを振り返り)気持ち良かった。残り8秒のゴールも、チームに貢献できたと思うので嬉しい。(2季ぶりの春の大会)1年生のときは初戦の3得点くらいしか活躍がなかったが、今年は3年生になりアイスタイムも増えたので、いいプレーをしなければならないと思っていた。最低限の仕事はできたかなと思う。 ・GK脇本(社3・苫小牧工) チームでは今シーズンを左右する大事な試合だと言われていた。2ピリまでは、そういった気持ちがプレーに出ていなくてスタッフにも怒られていたが、3ピリであれだけ得点を返して勝てたことは、良い意味で捉えれば、来シーズンにつながると思う。(失点シーンは)今日の失点は、リバウンドなどで崩されて入れられたのではなく、ワンシュートで簡単に入れられてしまったもの。練習でまた課題として、反省してやっていきたい。(延長戦、GWSについて)延長戦は緊張したが、GWSになってからは、東洋大には(ゴールを)入れられるタレントがたくさんいたので、安心して任せた。前回、法大と1回経験したことも大きい。(今季の総括)3位という結果には誰も満足していないと思う。中央、明治といった強豪校を破っていかないと、秋リーグやインカレで通用しない。また身体をつくって、練習していきたい。(夏に向け)サマーカップになると、関大なども出場してくる。個人的に1年生で関大に負けているので、絶対に勝ちたい相手。そういったチームに負けないように、これから1日1日を大事に、過ごしていきたい。 TEXT=佐藤真理 PHOTO=星和典 スポンサーサイト
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