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2019/12
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第33回全日本学生スピードスケート選手権大会
12月12日(木)~13日(金) 群馬県総合スポーツセンター伊香保リンク スプリント部門 1日目 ◆男子500m 4位 下向 36”64 16位 上地 37”49 20位 遠藤 37”81 34位 古河 39”25 35位 荻原 39”77 ◆男子1000m 13位 下向 1’15”08 18位 遠藤 1’15”90 32位 上地 1’18”22 33位 古河 1’18”32 39位 荻原 1’20”77 2日目 ◆男子500m 24位 荻原 40”24 27位 古河 40”36 30位 上地 41”47 37位 遠藤 46”47 失格 下向 ◆男子1000m 22位 上地 1’26”11 総合競技部門 1日目 ◆男子500m 2位 横平 37”71 12位 川目 38”58 21位 高柴 38"96 26位 黒岩 39"45 34位 荒川 39"89 45位 加々見 40"91 46位 平出 41"10 ◆男子5000m 5位 黒岩 7'01"36 22位 川目 7'22"71 29位 高柴 7'27"35 31位 横平 7'27"98 35位 岡部 7'34"57 48位 荒川 8'04"98 失格 平出 2日目 ◆男子1500m 6位 川目 2′05″02 29位 加々見 2′09″77 33位 横平 2′10"09 40位 高柴 2'11"90 41位 岡部 2'13'40 42位 黒岩 2'14"14 43位 荒川 2'14"97 ![]() 上地はチームで唯一、2日目の1000mに出場した ![]() 徐々に本来の調子を取り戻しつつある黒岩 ![]() 川目は1500mで6位入賞を果たす インカレ前哨戦として臨んだ今大会。夏の練習の手ごたえをつかみたいところであったが、屋外リンクの弊害である強風に見舞われ、力を発揮できずに終わった。 2日目の500mは、強風が吹き荒れる中での開催となった。成長が期待されていた遠藤(社2・駒大苫小牧)は、スタートからスピードに乗る。このままゴールかと思われたが、最終コーナーで風にあおられ転倒。予想外の結果となった。下向も、2日目で挽回を狙ったが、遠藤と同じ最終コーナーで他選手をまきこみ転倒してしまい、まさかの失格となってしまう。実力がある選手らに降りかかるアクシデントに、会場からもどよめきが起こった。一方上地(社1・佐久長聖)は、2日間のタイムをうまくまとめ、チームで唯一、2日目の1000mに出場する。風の影響で理想通りの滑りとはいかなかったものの、1年生ながら、堂々としたスケーティングを見せた。 総合競技部門では、黒岩(社3・嬬恋)を中心に、各選手が踏ん張りを見せる。1日目の500mでは、横平(社3・釧路商)が2位につけ、3年連続の表彰台に上った。しかし、専門種目である1500mでは33位と、昨年に引き続き課題を残す。1年生の中でも調子を上げている川目(社1・駒大苫小牧)は、安定したラップで2日目の1500mで6位に入賞する。6位に入賞したことで、ジャパンカップの出場権もつかみ取った。だが本人は「1周目のスピードがないことが課題」と、さらに上を見据えており、インカレでの活躍が期待される。 入賞が期待されている黒岩は、500mで屋外リンクでのベストタイムを記録。その後の5000mでも、4分10秒を切る好タイムをたたき出し、5位入賞を果たす。しかし、自身の専門である1万mへの出場をかけて臨んだ1500mで、まさかの悲劇が起こった。強風にあおられないよう、上体を被せることを意識して滑ったが、惜しくもコーナーでバランスを崩す。なんとか立て直すものの、大幅なタイムロスとなってしまった。結果、順位も下位に沈み、1万mの出場資格を逃すこととなる。 今回は、強風という悪条件の中での大会となり、選手たちも本来の滑りができなかった。しかし加部監督は「風の中でも、上体を被せ、重心を低く保つことができれば早く滑ることができる」とコメントを残し、インカレまでの修正点とした。さらに選手たちは、インカレでの目標は“1部のタイムを超える記録で優勝すること”とし、強気な姿勢で臨む。その目標を果たし1部復帰を果たすためにも、これからの練習に全力で挑み、短期間でのレベルアップを図る。 ■コメント ・加部監督 (1日目は)久々にいい試合ができた。実力は前からあったのだが、黒岩が元の調子を取り戻してきたことが良かった。だが、3000mまでのスピードが上がらないのが課題。ある程度まで上がったら、その後は粘りもあるし、ラップも上がってくる。あと5回の脚はあるので、3000mまでどういけるかが重要。(2日目は)みんな、風が強いというのは条件が同じなのだが、下向は不運だった。あの中で(コーナーを)回るためには、上体を被せて、重心の位置を低くしたスケーティングができなければダメ。できていれば絶対に回れた。ラップも10秒2と出ていたし、優勝に絡んでいたと思う。(1年生は)川目は6位だったので、ジャパンカップに行けるのはよかった。そこで、出場だけで満足せず、世界につながる意識レベルを持ってほしい。(インカレに向けて)1部の優勝タイムに絶対に勝つ。だが、今のままでは1つの種目もクリアできない。今の2部は強い選手が多いので、油断しないで、しっかりと練習していきたい。 ・平出主将(社4・帝京第三) 調子は良かった。例年に比べてスタートやレース中盤の状態も良かった。あと1か月ということで、悔いの残らないようにしようと意識していたが、失格となってしまった。(チームの雰囲気)みんなが目標を高く持って、頑張っていた。(今大会で良かった点)特にないが、やるだけのことをやって次回に挑みたい。1部昇格が第一目標。2部でも1部の入賞タイムを超えられるようにしたい。(インカレに向けて)気持ちを新たに1からやっていこうと思う。 ・下向(社4・釧路江南) (1日目のレースを振り返って)良いところがなかった。きっかけをつかみたかったが、収穫がなかった。シーズン通して去年と比べタイムも出ていないし、順位も微妙で終わってしまった。(2日目で改善したこと)重心が真ん中で、ストレートの加速につながってなかったが、ある程度改善できた。バックストレートは歩数を減らして伸ばすことができ、昨日より良い滑りができた。(反省点)転んでしまったので、そこを回り切れていれば、1位か2位は取れた。あの風の中でも回り切れるような技術がないとダメだ。(インカレに向け改善点)自分の本来の調子が戻ってくれば、学生の中では勝てない相手はいないので、調子の良い時の滑りを戻したい。メンタル的な部分が大きいので、平常心を持ちたい。(インカレの目標)2部だが、1部の中でも上位のタイムを出したい。500mは2部もしれつなので、1番を取っていきたい。 ・古河(社4・帯広南) 1日目の500mは、やらなければならないという焦りから硬くなってしまった。次の1000mは、今度は力を抜いて滑ろうとしたが、良いラップが出なかった。ベストタイムが出せずに悔しい。(調子は)あまり良くなかった。だが、ここに来るまでにやるだけのことはやってきた。(これまでの練習)レース後半のスピードを保つ練習や、トップスピードに速く乗れるような練習をしてきた。 ・黒岩(社3・嬬恋) (1日目のレースを振り返って)500mはトップとの差をなくそうと思い滑った。1度離れてしまったが屋外ベストだった。5000mはこの1、2か月調子が悪くてタイムが出ると思わないで滑っていたが、また屋外ベストで順位もまずまずの結果がでた。(2日目は)総合順位が良いところにいたので、風が強くてもとりあえず上体を被せることを意識した。しかし、一気に順位を落としてしまった。(インカレまで取り組みたいこと)自分の本種目である10000mが今シーズン滑れなくなってしまったので、とりあえず5000mで室内で自己ベストを出せるようにフォーム修正と体力づくりをしっかりしたい。(インカレでの目標)全体では1部昇格、個人的には1部の選手の中でも入賞を目標にやっていく。 ・上地(社1・佐久長聖) 1日目のレースは無難で、良くも悪くもない。2日目は言い訳になってしまうが、風が強くて思い通りに滑ることができず、タイムが出なかった。(今季の調子は)最初のほうは悪かったが、ジャパンカップの4戦では少し上がってきた。また練習してどんどん良くしていきたい。(インカレに向けて)500mの2本のタイム差が激しいので、安定したタイムを目指したい。現在は2部なので1部昇格に自分も少しでも貢献できるよう頑張りたい。 ・川目(社1・駒大苫小牧) (1日目は)トップスピードもラップも出ていなかったので、良くなかった。(2日目は)入賞し、ジャパンカップも決まったので結果としては良かった。だが、1周目のスピードがないのは課題。キープしているだけではそれ以上はないので、そこを上げていきたい。(インカレまでの調整点は)スピードに乗れるようにすることと、去年までの柔らかい滑りを取り戻すこと。(インカレに向け意気込み)今のままでは話にならないので、苫小牧でしっかりと脚を作り直して、優勝したい。 TEXT=小野紗由美 PHOTO=田井さきえ、小野紗由美 スポンサーサイト
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