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2018/04
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新しい記事を書く事で広告が消せます。 家族での夕飯を終えて、居間のテーブルでせっせと鉛筆を走らせる。相手はボリューミーな計算問題。頭をかきむしり、問題用紙を丸めて、丸めて、これでもかというくらいの勢いでゴミ箱へ突っ込んでしまいたくなる。このもどかしさがとても耐え難くて、小学校の頃から算数だけは泣きじゃくりながらやっていた。 それでも頭が沸騰するくらい一生懸命考えていると、フッと解答までの一本の線が浮かび上がってくるのだ。不思議なものでモヤモヤした気持ちは瞬間でもう忘れてしまっている。発見の喜びに浸る私。そうなったらこっちのものだ。一気に計算し、解答まで導く。このパズルが完成したときの達成感ったらない。波に乗り始めた私は小気味いテンポで問題を解き始めた。 突然のことだった。 ミシミシ、・・・・ガツンッ!!!大きな音と共に私に衝撃が走った。何が起こったのかは、すぐには理解できなかった。天井の照明が、いつもより眩しい。私の目には自然と涙がこみ上げてきた。 「・・・・・ぃってぇえええええ!!!」。 落ちてきたのは電気の笠だった。問題とにらめっこしている私の後頭部を、電気の笠が直撃。お笑い番組でみるような金ダライのごとく。レ・ミゼラブル。これが本当の電気ショックとでもいうのだろうか。 想像力をめぐらして考えてみてほしい。私のマヌケな姿を。辱め…そう、これは辱め以外の何ものでもない。小堀祥子、20歳。珍しく勉強をしてしまったが故の災難だった。耐震強度がどうのと騒がれているが、こういった身近な危険もあなどれない。命取りだ。 横に座っていた母は一部始終を見ており、痛がる私を見てで腹を抱える。また、向かいに座っていた父は気持ち良さそうにうたた寝をしていた。 ジーザス!!切なさとは、こういうことか。私は母にばれぬよう、そっと涙を拭った。 *あとがき* こんにちは。サークル唯一の3年生、小堀祥子です。1年間編集長を務めてきた『スポーツ東洋』の最後の編集も終え、ホッと一息ついているところです。これからは自分の将来のために動き出したいと思っています。もちろん、東洋大のスポーツは応援し続けますよ。今回はコラムということで、肩の力を抜いた話を、小説チックにしてお届けしてみました。最後の最後で肩の力を抜いていいのかと突っ込まれそうですが。ってゆーか、これはマジで危ないです、ハイ。気をつけてください。 ところで、スポーツ東洋に私の文が載るのはきっとこれが最後です。お世話になった皆様、応援してくださった皆様、どうもありがとうございました。これからは後輩たちが手がける、さらに素敵な新聞にご期待ください!! スポンサーサイト
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